デンスケ』は、横山隆一による日本の漫画作品。1949年12月1日から1955年12月31日まで『毎日新聞』朝刊に連載された。

サラリーマン・デンスケが主人公のギャグ漫画。横山の他作品のキャラクターも登場し、横山作品の中では世界観の橋渡し的な特徴を持つ。デンスケは給仕から正社員に登用され、仕事に恋に活躍し、結婚して完結する。

放送取材用携帯型録音機の呼称「デンスケ」は本作品に由来するとされる。

登場人物

茶刈デンスケ
この漫画の主人公。のんきでとぼけてはいるが、抜け目がない青年。同じ横山作の『フクちゃん』に登場する少年・キヨちゃんの家である陶器店に下宿している。
ショウ子
デンスケの彼女。ナミ子を介してデンスケと知り合い、最終回で結婚する。
社長
丸顔の男性。ちょっと抜けた所がある。
手礼美ジョン
日系2世。中途入社だがデンスケの上司となり、デンスケを街頭録音に駆り立てる。
大中ペ子
連載前作の『ペ子ちゃん』の主人公。デンスケの職場の先輩。
清水ナミ子
デンスケの下宿先の娘。ショウ子の友達。『フクちゃん』参照。
清水キヨシ(キヨちゃん)
デンスケの下宿先の幼児。ナミ子の弟。『フクちゃん』参照。
茶刈デン七
デンスケの父。
ドシャ子
デンスケの実家の近所に住む母子家庭の児童。茶刈家に預けられる。「アカチバラチー」が口癖。
コマ子
ドシャ子の友達。
ガラ子
コマ子の姉。

単行本

  • デンスケ 1・2(毎日新聞社 1950年 - 1951年)
  • ぺ子とでんすけ(毎日新聞社 1950年) - 『ペ子ちゃん』『デンスケ』2作の傑作集。
  • デンスケ 1・2(トッパン 1955年)
  • ドシャ子ちゃん(文陽社 1956年) - 脇役のドシャ子に関するエピソードの傑作選。
  • デンスケ 1・2(文陽社 1957年)
  • アカチバラチー ドシャ子(秋元文庫 1976年) - 同上。

メディア展開

  • 2回実写映画化された。
    • ペ子ちゃんとデン助(1950年 配給:松竹、主演:笠置シヅ子・堺駿二)
    • デンスケの宣伝狂(1956年 配給:日活、主演:フランキー堺)
  • 1951年に新日本放送(のちのMBSラジオ)でラジオドラマ化された。大丸の単独提供。
  • 『フクちゃん』が1982年にテレビ朝日系列でテレビアニメ化された際は、デンスケは巡査の設定で登場した。

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