旭染織株式会社(あさひせんしょく)は、かって存在したタオルメーカー。

概要

1959年に楠橋紋織の元従業員の八木友一によって設立。設立後、染晒工程を併設してタオルの一貫生産体制を構築。1980年にはトウヨテリー(株)を設立して阿部(株)のタオル部門にいた80名の従業員と三芳工場のタオル工場(残りの織物工場は旭染織が継承)を継承した。1992年に今治タオル業界では初となる中国への進出を果たし、大連に大連旭染織有限公司(合弁)を設立した。

大連旭染織は従業員301~500人、研究開発関係職員十数名の企業で電子ジャガードを設置し、コンピュータコントロールのもと、24時間操業可能で、高級タオルの大量生産可能な工場であった。日本をはじめアメリカ、香港、シンガポールなど幅広くタオルを販売していた。

しかし、主力取引先に不良債権が発生、大連旭染織への投資負担もあり、2008年に中国工場が操業停止。2008年3月には民事再生法の適用を申請した(負債総額は約42億円)。2009年5月にKBツヅキがツヅキボウ今治(株)を設立して染織部門を継承している。

沿革

  • 1959年 - 会社設立。
  • 1980年 - 阿部(株)の織物工場を事業継承。トウヨテリー(株)設立して阿部(株)のタオル部門を事業継承。
  • 1992年 - 中国・大連に大連旭染織有限公司を設立。
  • 2008年 - 中国工場が操業停止。民事再生法の適用を申請。
  • 2009年 - KBツヅキの設立した「ツヅキボウ今治(株)」が染織部門を事業継承。

関連会社

  • トウヨテリー株式会社(タオル製造業)

関連項目

  • KBツヅキ

脚注


さまざまな染織工芸品

朝日染色のものづくり|朝日染色株式会社|アパレル企業向けハンドプリント生地の生産・販売

公益社団法人 京都染織文化協会/染織技術アーカイブ ベルベット

公益社団法人 京都染織文化協会/染織技術アーカイブ ジャカード

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