ミシマバイカモ(三島梅花藻、Ranunculus nipponicus var. japonicus)は、キンポウゲ科キンポウゲ属の多年生の水草、イチョウバイカモの変種である。清流に育つ。

概要

沈水性の常緑多年草である。沈水葉の葉身は扇形またはボンボリ状で糸状裂片に分かれている。

花期は5-11月で、水面または水上に白色の花をつける(花弁は5個)。

日本固有変種で北海道の千歳川、本州では長野県や静岡県の一部に分布する。

歴史

1930年(昭和5年)に三島市楽寿園の小浜池にて発見された。

三島市内では1960年(昭和35年)頃まで川や湧水池に自生していたが、湧水の減少などが原因でいったん絶滅していた。1995年(平成7年)に清水町の柿田川に自生するミシマバイカモが「三島梅花藻の里」に移植され、さらに源兵衛川などにも移植された。

脚注


ミシマバイカモ

misimabaika

ミシマバイカモ 動植物|清水町観光案内所「わくら柿田川」

ミシマバイカモ 動植物|清水町観光案内所「わくら柿田川」

ミシマバイカモ 動植物|清水町観光案内所「わくら柿田川」