中通村(なかどおりむら)は、佐賀県杵島郡にあった村。現在の武雄市の一部にあたる。
地理
神六山の東南山麓の犬走川流域から、北麓の鳥海川流域の盆地とその山腹に位置していた。
歴史
- 1889年(明治22年)4月1日、町村制の施行により、杵島郡鳥海村、犬走村、三間坂村(一部)が合併して村制施行し、中通村が発足。旧村名を継承した鳥海、犬走、三間坂の3大字を編成。
- 1949年(昭和24年)5月23日 - 村内に昭和天皇の戦後巡幸。中通小学校校庭で奉迎が行われた。
- 1954年(昭和29年)4月1日、杵島郡住吉村と合併し、山内村を新設して廃止された。合併後、山内村大字鳥海・犬走・三間坂となる。
産業
- 農業
- 産物:米、蔬菜、茶
交通
鉄道
- 1897年(明治30年)神六山山麓に九州鉄道武雄 - 早岐間(現佐世保線)開通。1942年(昭和17年)永尾信号所が開設され、その後、永尾駅となる。
脚注
参考文献
- 角川日本地名大辞典 41 佐賀県
- 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。
関連項目
- 佐賀県の廃止市町村一覧




