キング・オブ・キングス』(The King of Kings)は、1927年のアメリカ合衆国のサイレント叙事詩的映画。監督はセシル・B・デミル。イエス・キリスト役はH・B・ワーナー。キリストの磔刑前の最後の数日間を描く。

オープニングと復活の場面で二色法のテクニカラーが使われている。デミルの聖書映画三部作の2作め(他の2作は『十誡』と『暴君ネロ』)。

キャスト

  • イエス・キリスト; H・B・ワーナー
  • 聖母マリア; ドロシー・カミング
  • ペトロ; アーネスト・トレンス
  • イスカリオテのユダ; ジョセフ・シルドクラウト
  • ヤコブ; ジェームズ・ニール
  • マグダラのマリア; ジャクリーヌ・ローガン
  • カイアファ; ルドルフ・シルドクラウト
  • ピラト; ヴィクター・ヴァルコニ
  • キレネのシモン; ウィリアム・ボイド
  • マルコ; ミッキー・ムーア

1933年のシカゴ万国博覧会で有名になったダンサーのサリー・ランド、作家のアイン・ランドがエキストラで出演している。(同姓だが無関係)

2013年にミッキー・ムーアが亡くなり、キャスト全員が物故者となった。

制作

この映画のために建てられた巨大な門は1933年の『キング・コング』で再使用された後、1939年の『風と共に去りぬ』のアトランタ炎上シーンで焼かれた。それ以外のセットや衣装はエルヴィス・プレスリー主演『ハレム万才』(1965年)で使われた。

カリフォルニア州ロサンゼルスのグローマンズ・チャイニーズ・シアターのこけら落しは1927年5月18日で、上映されたのはこの映画だった。1977年5月24日にオープン50周年を記念して再びこの映画が上映された。

評価

1927年の初公開から1961年にリメイク作品『キング・オブ・キングス』が作られるまでの間に約5億人の人がこの映画を観た。

訴訟

1928年、女優のヴァレスカ・スラットと作家のアフマド・ソフラブが、『キング・オブ・キングス』は自分の脚本『Mary Magdalene』の盗作だとして訴えた。しかし世間の注目を浴びることなく1930年に結審した。

脚注

関連項目

  • キング・オブ・キングス (1961年の映画)

外部リンク

  • キング・オブ・キングス - allcinema
  • キング・オブ・キングス - KINENOTE
  • The King of Kings - American Film Institute Catalog(英語)
  • The King of Kings - IMDb(英語)
  • The King of Kings - オールムービー(英語)
  • The King of Kings - TCM Movie Database(英語)
  • King of Kings: Showman of Piety an essay by Peter Matthews at the Criterion Collection
  • Alternate lobby art

The King of Kings (1927) Timeline of Historical Colors in Photography

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The King of Kings (1927)

キング Cinecamera Journal

The King of Kings (1927) Timeline of Historical Colors in Photography