撫牛子(ないじょうし)は、青森県弘前市の地名。郵便番号は036-8075。
地理
JR奥羽本線・青森県道260号石川百田線が縦貫し、青森県道41号弘前環状線が北部を横断し、青森県道128号松木平撫牛子停車場線の終点で、平川・土淵川に囲まれる。泉野・早稲田・田園と同様、住宅地であり、住宅分譲地でもある。北は津賀野、平川をはさんで北東は南津軽郡田舎館村豊蒔、東は田舎館村大袋、東南は境関、南西は堅田、西は神田、西北は大久保に接する。
小字
小字として橋本・宮本がある。
歴史
地名の由来
難読地名で、語源は不明である。撫牛子八幡宮と浪岡廣峰神社(祇園牛頭天王神社)は弘前城下の弘前八幡宮と最勝院から見てぴったり北東、艮(うしとら)の方角に位置し(地元では、意図的な配置の可能性を指摘するものもある)、最勝院の秘仏本尊の一つ「牛頭天王」(ごずてんのう)と縁の深い撫牛像(現在は鬼子像に置き換えられている)を祀っていることから、撫牛(なでうし)に関連するものと考えられる。「ないじょうし」という読みは、「なでうし」が津軽方言の発音に合わせて変化した「ナンデ・ウシィ(・ッコ)」が元になったのではないかとされる。
沿革
- 1889年(明治22年) - 和徳村の一部。
- 1891年(明治24年) - 当時の記録では、人口740、戸数116、厩55、学校1、水車1であった。
- 1955年(昭和30年) - 弘前市の大字になる。
世帯数と人口
2017年(平成29年)6月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである。
交通
- 弘南バス
- 撫牛子、豊蒔入口(弘前バスターミナル - 浪岡線、他)停留所。
- JR奥羽本線
- 撫牛子駅
施設
教育
- 明誠保育園
商業
- ローソン撫牛子店
- 協同組合津軽エルピーガス保安センター
- セーフティ警備保障
- 対馬鉄砲火薬店
- 撫牛子軽運輸
- カネハル運輸
- 櫻庭石材店
工業
- 松山電設
- 開発技研弘前
- 福士自動車板金工場
農協
- JAつがる弘前和徳
- 和徳りんごセンター
消防
- 弘前市消防団和徳地区団第一分団消防屯所
交通
- JR撫牛子駅
公共
- 撫牛子集会所
- 土淵川西田緑地
- 撫牛子町会事務所
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる。
脚注
参考文献
角川日本地名大辞典 2 青森県(角川書店)




