屋敷女』(やしきおんな、原題:À l'intérieur、英題:Inside)は、2007年のフランスのスプラッター・サスペンス映画。R-18指定。日本では映像の一部を修正して2008年に劇場公開されたが、2021年に前回の修正該当箇所を無修正のまま『屋敷女ノーカット完全版』の邦題で公開した。

2016年にミゲル・アンヘル・ビバス監督により『インサイド』としてリメイクされている。

ストーリー

四ヶ月前に夫のマチュー(ジャン=バプティスト・タブーラン)を自身の運転する車の衝突事故で亡くしたサラ(アリソン・パラディ)は、出産を間近に控えていた。クリスマス・イヴの日、産婦人科からサラは一人で自宅に戻る。その夜、黒ずくめの女(ベアトリス・ダル)が電話を貸してほしいと訪ねてくる。

キャスト

エンド・クレジットの順番で記載。

  • サラ:アリソン・パラディ
  • マチュー:ジャン=バプティスト・タブーラン
  • 医師:クロード・ルーレ
  • 看護師:ドミニク・フロ
  • ルイーズ:ナタリー・ルーセル
  • ジャン=ピエール:フランソワ=レジス・マルシャソン
  • 女(侵入者):ベアトリス・ダル
  • 女性警察官:ハイアム・ゼイツウン
  • 警察官1:タハール・ラヒム
  • 警察官2:エマニュエル・グエス
  • パトロール中の警察官1:リュドヴィック・ベルティロ
  • パトロール中の警察官2:エマニュエル・ランジ
  • パトロール中の警察官3:ニコラ・デュヴォシェル
  • アブデル:エマン・サイディ

スタッフ

  • 監督:アレクサンドル・バスティロ、ジュリアン・モーリー
  • 脚本:アレクサンドル・バスティロ
  • 製作:ヴェラーヌ・フレディアニ、フランク・リビエール
  • 製作補:ロドルフ・グリエルミ
  • 音楽:フランソワ・ウード
  • 撮影監督:ローラン・バレ
  • 編集:バクスター
  • 美術監督:マルク・ティエボー
  • 衣装デザイン:マルティーヌ・ラパン
  • 音響監修:ジャック・サンズ
  • 特殊メイク監修:ジャック=オリヴィエ・モロン
  • 特殊メイク:ピエール=オリヴィエ・テヴナン、フレデリック・バルマー、セバスチャン・イマート、エルワン・サイモン、
    アレクシス・カインバーニャン、ガイ・ボンネル、アナベル・プティ、セシール・ムニエ、ニコラス・ハーリン、
    ジェレミー・ビュレット・カラヴィータ、ローレント・ユエ、マシュー・ローザック、ベレンジェール・コータックス、
    ダフィー・ビウリュークス、ガリーナ・ブーケ、オリヴィエ・アフォンソ、ピエール=オリヴィエ・ペルサン
  • 特殊造形:ブルーノ・マロベルティ
  • 視覚効果監修:ロドルフ・グリエルミ
  • 視覚効果:BRフィルムズ
  • 3DベビーCG:MAC GUFF
  • スタント監修:エマニュエル・ランジ
  • オープニング・クレジット:BRフィルムズ
  • スペシャル・サンクス:サム・ライミ(※ライミ本人は一切関わっていない)

各国のレイティング

残虐表現が激しいため、いくつかの国では当該シーンの修正やカットを余儀なくされている。日本版については後述。

  • フランス:-16
  • 日本:R-18(一部修正)、審査拒否(ノーカット版、セル版DVDで鑑賞可能)、R-18(2021年公開のノーカット完全版)
  • アメリカ:R(75分版)、NC-17(ノーカット版、後に未審査でDVD発売)
  • ドイツ:18(一部カット)、公開禁止(ノーカット版)
  • フィンランド:K-18
  • アルゼンチン:18

トリビア

  • 日本劇場公開版とレンタルDVD版では、クライマックスのあるシーンが、黒いぼかしで修正されている。これは映倫からオリジナル版が審査を拒否されたため、日本の配給サイドで自主的に修正を加えたものである(映倫を通していない映画は殆どの映画館で上映を拒否されるため)。なお、無修正の映像はアンレイテッド(未審査)のセル版DVDのみで鑑賞が可能となっている。
  • 日本キャッチコピー「この女、凶暴につき。」(元ネタは映画『その男、凶暴につき』)
  • 女性警察官(ハイアム・ゼイツウン)が、サラ(アリソン・パラディ)宅のリビングで話を聞いている際、背後の半開きのドアに女(ベアトリス・ダル)の侵入を一瞬であるが確認できる。
  • 後半、パトロール中の警察官達がサラの自宅を訪れるシーンで、玄関のドア横に番地を確認することができる。その数字は獣の数字である。

外部リンク

  • 公式ウェブサイト(日本語)
  • 屋敷女 - allcinema
  • 屋敷女 - KINENOTE
  • À l'intérieur - オールムービー(英語)
  • À l'intérieur - IMDb(英語)
  • A l'intérieur - AlloCiné(フランス語)
  • Inside - Rotten Tomatoes(英語)

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