1993年イギリスグランプリ(英語:1993 British Grand Prix)は、1993年F1世界選手権の第9戦として、1993年7月11日にシルバーストン・サーキットで開催された。
予選
ウィリアムズ勢2台が終始激しいポールポジション争いを展開する。一時はアラン・プロストを上回り、初の母国GPポールかと思われたデイモン・ヒルであったが、土壇場でプロストが逆転でポールを奪う。
予選結果
- DNQ=予選不通過
決勝
PPのプロストがスタートを失敗し、フロントローのヒルがトップに躍り出る。プロストはセナにまで先行を許し、序盤は両者の激しい攻防となる。プロストがようやくセナを仕留めると、今度はシューマッハがセナをパスする。その間にリードを築いていたヒルであったが、1回目のピットストップでその差は縮まって行く。その折、ルカ・バドエルがグリーン上でマシントラブルでストップすると、これに対してセーフティーカーが出動する。レース再開後、地元での初優勝を飾るべく鬼神の勢いで再びプロストを突き放さんとしていたヒルであったが、その矢先にエンジンブローに見舞われて失意のリタイア。労せずトップに躍り出たプロストはこのままチェッカーを受け通算50勝目を達成する。セナは3位走行中にガス欠に見舞われてチェッカー目前でマシンを降りる。
決勝結果
脚注




