mimi』(ミミ)は、講談社が発行していた日本の少女向け漫画雑誌。1975年8月に創刊。1996年12月に休刊。

概要

1975年8月に創刊。当初は10代後半の女性をターゲットに、少女漫画のほかアイドルやファッション情報なども掲載。1980年代にはティーン向けのコミック誌として、『あさきゆめみし』(大和和紀)、『アイドルを探せ』(吉田まゆみ)などの作品で人気を得た。1990年代には、「ENTERTAINMENT FOR YOUNG」「新・ドラマチックコミック!」とキャッチフレーズを変えたが、1996年12月に休刊となった。

歴史

  • 1975年8月 - 『月刊ミミ(mimi)』創刊(1975年10月創刊号)。
  • 1983年6月 - 『Fortnightly mimi』として月2回刊に変更(1983年6月24日号)。発売日は第2・4金曜日。少女誌・女性誌には珍しい中綴じに変更された。
  • 1992年1月 - 『Monthly mimi(月刊ミミ)』として再び月刊化(1992年3月号)。発売日は毎月28日。再び平綴じに変更。
  • 1996年12月 - 1997年2月号を最後に休刊。

主な連載作品

1970年代連載開始

  • 季節風(里中満智子)1975年10月号(創刊号) - 1976年3月号
  • ポポ&ピピ(いまいかおる) - 1976年12月号
  • 日本伝統芸能シリーズ(田中みつえ)1976年3月号 - 1977年2月号
  • あンちくしょうシリーズ(吉田まゆみ)1976年3月号 - 1977年10月号
  • 新幹線ひかり123号(里中満智子)1976年4月号 - 1976年6月号
  • あなたへの言葉(庄司陽子)1976年5月号 - 1976年7月号
  • 初恋日記(大谷てるみ)1976年7月号 - 1977年9月号
  • 結婚の条件(神奈幸子)1976年7月号 - 1976年10月号
  • わがシェークスピア(里中満智子)1976年8月号 - 1976年10月号
  • 新宿悲歌(原作:後藤ゆきお、漫画:牧野和子)1976年9月号 - 1977年8月号
  • シャボン玉空へ!(庄司陽子)1976年11月号 - 1977年1月号
  • アローハくん(司みい)1977年1月号 - 1977年12月号
  • あすなろ坂 第1部 夜明け編(里中満智子)1977年1月号 - 1977年3月号
    • 第2部 朝やけ編 1977年5月号 - 1977年7月号
  • オレンジ・ペコシリーズ(横田幸子)1977年2月号 - 1977年9月号
  • 体験講座1年生 寿限無(平田真貴子)1977年3月号 - 1977年11月号
  • はいすく〜る(吉田まゆみ)1977年3月号 - 1977年6月号
  • ぼくは浪人童貞パパ(庄司陽子)1977年4月号 - 1977年10月号
  • みのりのイラストストーリー(樹村みのり)1977年5月号 - 1977年8月号
  • 海の架橋(田中みつえ)1977年6月号 - 1977年8月号
  • れもん白書(吉田まゆみ)1979年1月号 - 1979年12月号
  • あさきゆめみし (大和和紀)1979年12月号 -

1980年代連載開始

  • れもんカンパニー(吉田まゆみ)1980年1月号 -
  • アイドルを探せ (吉田まゆみ)1984年 - 1987年
  • 杏&影 結婚日記(前原滋子):1984年No.12(6月22日号) - 1989年No.8 ※不定期シリーズ連載の後、1992年『Kiss』創刊・4月号に移籍。
  • 白鳥麗子でございます! (鈴木由美子)1987年 - 1992年
  • くにたち物語(おおの藻莉以)1987年 -
  • ロンタイBABY(高口里純)1988年 - 1996年
  • プライド(万里村奈加)1989年 - 1991年

1990年代連載開始

  • 芸者福花(西尚美)1992年6月号 - 1992年12月号
  • 君の手がささやいている (軽部潤子)1992年11月号 - 1997年1月号
  • 虹のナターシャ (原作:林真理子・作画:大和和紀)1995年 - 1997年

連載開始時期不明

  • ウルトラマンの贈り物(森みちこ)
  • WHO!?(板本こうこ)

映像化

アニメ化

実写化

姉妹誌

  • mimi Excellent(ミミエクセレント)
1985年11月に季刊誌として創刊。2月、5月、8月、11月に発売。「ミミ特別編集」との位置づけで、『mimi』に掲載されていた『あさきゆめみし』(大和和紀)のほか、『天上の虹』(里中満智子)、『美人秘書香都子さんの事件簿シリーズ』(西尚美)などの作品も連載された。1993年に休刊。
  • mimi DX(ミミデラックス)
1978年11月に季刊誌として創刊(創刊号は1979年冬の号)。2月、5月、8月、11月に発売。1982年に月刊化するが、1987年、『mimi Carnival』に誌名を改める。
  • mimi Carnival(ミミカーニバル)
1987年に月刊誌として創刊。『mimi DX』の後継誌。毎月8日発売。1997年11月に発売された12月号を最後に休刊。翌月、Kiss(後述)の姉妹誌『Kiss Carnival』として再出発。
  • Kiss(キス)
1992年、『mimi』の若手作家の作品を中心にして創刊。『mimi』休刊後は軽部潤子、小野佳苗などが活躍の場を移し、事実上の後継誌となった。

KCmimi

  • 1976年に創刊。背表紙にはKCの二段組みに筆記体で「mimi」というデザインが特徴であり、廃止される1997年まで使われていた。

初期のデザインは「Koudansha Comics mimi」(mimiという部分は筆記体)という2.4cmの自由に色指定ができる色付きの塗りつぶしラインが特徴だった。 その後、表紙の上部のラインは廃止となり、全面的に表紙画が配置され、逆三角の二段組みデザインでKC(上段)、mimi(筆記体)と表記されるレーベルロゴを用いる。

脚注

注釈

出典


深田ミミカレンダー

mimi 一般社団法人日本ベリーダンス連盟

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