ベネディクトゥス・ドミヌス・デウス (ラテン語: Benedictus Dominus Deus) 「主なる神をたたえよ」は、キリスト教聖歌の1つ。ラテン語詞文の冒頭をもってこのように呼ぶ。テキストは、『ルカによる福音書』のザカリアの歌(ルカ1:68-79)による。
西方教会ではカンティクムの1つとされ、「ザカリアのカンティクム」(ラテン語: Canticum Zechariae, 英語: Song of Zechariah / Canticle of Zachary)などともいう。
おもに聖務日課(時課/時祷)の「朝の祈り」(賛課/早祷)で歌われる。
テキスト
- これらのあとに、栄唱/小栄唱(Gloria Patri)を続けて歌いまたは唱える。
ラテン語
- ノヴァ・ヴルガータ
英語
- 1662年版英国聖公会祈祷書
日本語
文語訳
- 日本聖公会文語訳、「ザカリヤの頌」
口語訳
- 新共同訳聖書
- カトリック教会口語訳、「ザカリアの歌」
- 日本聖公会口語訳、「ザカリヤの賛歌」
曲
合唱などを用いた音楽作品としては、トマス・タリス、アンドレーア・ガブリエーリ、トマス・ルイス・デ・ビクトリアなどの作例がある。
脚注
関連項目
- 聖務日課
- マニフィカト
- ヌンク・ディミティス
- テ・デウム
- カンティクム
- イムヌス
- セクエンツィア
- ミサ曲




