ムスカテールは日本の競走馬。馬名の由来はフランス語で銃士。おもな勝ち鞍は2013年目黒記念。
経歴
2歳(2010年)
デビューは12月5日の阪神競馬場のダート1800m戦。2着に2馬身差をつけてのデビュー戦を飾った。
3歳(2011年)
4ヶ月の休み明けとなった阪神の500万下(ダート1800m)を1番人気に応えて2連勝となった。陣営は東京のダービートライアルのプリンシパルステークスに出走。後方からの競馬で直線は良く追い込むも5着に敗れ、京都の白百合ステークスは4着に健闘した。このあと3ヶ月半の休みをはさみセントライト記念(9着)の後に迎えた京都の清滝特別は最後の直線で抜け出して3勝目を飾り、芝初勝利となった。このあと準オープンの2戦は1番人気に推されるも期待に応えることは出来なかった。
4歳(2012年)
1月の中山の初富士ステークス(6着)後、5ヶ月休養し1000万下に降級。阪神の1000万下を2戦し、迎えた7月の中京の木曽川特別で4勝目を飾った。その後格上挑戦となった新潟記念は11番人気ながら5着に健闘する。そして10月の東京の準オープンオクトーバーステークスは先に抜け出していたフジマサエンペラーを最後とらえて5勝目を飾ると共にオープン入りを果たした。アルゼンチン共和国杯は先に抜け出していたルルーシュを捕らえることができず2着に惜敗した。
5歳(2013年)
日経新春杯は中団からの競馬となり、直線追い込むもカポーティスターを最後まで捕らえることが出来ず、またも2着に惜敗した。日経賞は徐々に前に進出するも3着に敗れた。天皇賞(春)(16着)を挟んで迎えた目黒記念は道中12番手から出走馬最速の上がり3F34.1の末脚で追い込み、2分29秒6のコースレコードタイムで重賞初制覇を果たした。しかし秋初戦となったオールカマーは直線伸びず9着、続くアルゼンチン共和国杯は8着、金鯱賞は6着と精彩を欠いた。
6歳(2014年)
久々のダート戦となった1月の川崎記念では2着と好走する。しかしその後は勝ちきれないレースが続いた。
7歳(2015年)〜
1月の川崎記念は8着、4月の大阪杯は11着と惨敗続きだったが、4月のメトロポリタンステークスで久々の勝利を挙げる。しかしその後は1勝もすることなく2017年6月3日付けで競走馬登録を抹消された。引退後はJRA馬事公苑で乗馬となる。その後、2018年から2021年頃まで中京競馬場で誘導馬を務めた。2022年5月に愛知学院大学馬術部に移動し、乗馬として繋養されている。
競走成績
血統表
- 母の半兄に愛ダービー馬Winged Love(父In the Wings)、重賞3勝のダイワカーリアン(父:Caerleon)。母の全弟に東京スポーツ杯2歳ステークス勝ちのあるアドマイヤビッグがいる。
- 半弟にダイヤモンドステークス勝ちのあるグロンディオーズ(父ルーラーシップ)がいる。
脚注
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ



