岩津駅(いわづえき)は、かつて愛知県岡崎市東蔵前町にあった、名鉄挙母線の駅。
旧・額田郡岩津町(現・岡崎市)の中心駅であり、岩津天満宮の参詣駅であった。
歴史
- 1924年(大正13年)12月27日 - 岡崎電気軌道が岡崎井田 - 大樹寺 - 門立間を開通させた際に開業。
- 1927年(昭和2年)7月19日 - 岡崎電気軌道が三河鉄道に吸収合併される。
- 1929年(昭和4年)12月18日 - 大樹寺 - 上挙母間が岡崎線となり、同線の駅となる。
- 1941年(昭和16年)6月1日 - 三河鉄道が名古屋鉄道に吸収合併され、同社岡崎線の駅となる。
- 1948年(昭和23年)5月16日 - 岡崎線が挙母線に改称する。
- 1961年(昭和36年)度 - 貨物営業廃止。
- 1966年(昭和41年)2月12日 - 列車交換設備撤去。
- 1973年(昭和48年)3月4日 - 挙母線の全線廃止により廃駅。
駅構造
- 2面2線のホームで交換設備も設置されていたが、1966年2月に合理化のため撤去された。
- 岩津天満宮の参詣駅であったこともあり、駅舎は寺社建築を模した造りであった。
配線図
利用状況
『愛知県統計書』『愛知県統計年鑑』『岡崎市史』等によると、年間および一日平均の乗車人員、乗降人員の推移は以下の通りである。
斜体の値は千人単位(千人未満四捨五入)
* 千人単位からの概算値
乗降客は多かったという。また初天神の日は岩津天満宮への参詣者で賑わったという。挙母線の特急停車駅(特別停車駅)であった。
その他
- 旧・岩津駅周辺は区画整理が行われ、駅の痕跡は無い。駅の跡地は岩津郵便局の北付近であり、民有地となっている。
隣の駅
- 名古屋鉄道
- 挙母線
- 三河岩脇駅 - 岩津駅 - 大樹寺駅
三河岩脇駅 - 岩津駅間に八ツ木駅、岩津駅 - 大樹寺駅間に百々駅があったが、1969年4月5日に廃駅となっている。
脚注
関連項目
- 廃駅


